清濁混合は同じ空間にある
先日の報告の折、
境内を歩いていると
たくさんの椿が咲いていて。
椿の花は落ちても美しく。
「凛として」
という表現が合う樹だと思う。
花が落つるということは
花の死で。
一方で、
若葉が芽吹いている木もあって。
これは誕生で。
同じ空間に、
生と死が同居している。
世の中のものは、
全て対で存在するという
考え方をしてはいるけれど、
同じ空間に存在しているという
感覚はなかったなーと氣付く。
ともすれば、わたし達は
光が当たっている方に
目を向けてしまって、
影からは目をそらそうとする。
でも。
影があるから光があることを
知るんだよね。
そして、
それらは同時に存在していることに
改めて氣づかせていただいた午後。